米国と日本がハーグシステムに加盟しました

意匠に関する朗報です!

米国と日本は、意匠の国際登録のためのハーグシステムに加わりました。

経済大国であるこの二国が、世界中のクリエーターをサポートするWIPOが管理するハーグシステムによる登録可能国に加わったことにより、ハーグシステムの全加盟国・地域は64となりました。

WIPOの統計によりますと、2013年世界の意匠出願のうち7.1%を米国(3.8%)と日本(3.3%)への出願が占めました。世界の全ての意匠出願の約12.9%は、米国(8.2%)と日本(4.7%)の出願人によって出願されました。

米国と日本の加盟は、ハーグシステムの更なる拡大を押し上げ、未参加国のハーグ協定への参加を促進するものと期待されています。

ハーグシステムは、デザインの所有者に広い地域での保護を最小の手続き・費用で提供することによって、多くの国の工業デザインの登録について、費用効果が高く効率的な方法を提供しています。電子的または紙によってWIPOへ手続きされる単一の出願を通して、一連の国際的な条約によって支えられるハーグ協定のメンバーである64の国・政府間組織での登録を得られる可能性があります。

各国官庁によって保護が拒絶されない限り、国際登録は、個々の指定された加盟国の官庁に直接出願され登録されたものと同様の効果を得ることができます。

米国と日本に貴社の意匠の保護を得ることの詳細について、商標部門長Ellen BreddamまでEメール(elb@pv.eu)にてご連絡ください。またはお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

WIPOのプレス・リリースはこちらからご覧いただくことができます。

写真:©WIPO 2015, Emmanuel Berrod.