知的財産権とは

知的財産権が何かを漠然とご存知でも、具体的に何が得られる権利なのかをご理解なさっている方は少ないでしょう。知的所有権は略してIPRとも呼ばれる無形の財産権です。
無形の財産ですので、車や家のような物質的なものはありません。アイデア、発明、技術的な知識、デザインまたは製品の名前等に知的所有権を得ることができます。
貴社がアイデアに権利を有している場合は、誰がどのようにアイデアを使うことができるかを決めることができます。

知的財産権はどのように使えるのでしょうか?

まず、貴社のアイデアを保護するための権利について検討しましょう:
アイデアに関して金銭的利益を得ることが目的ですか?事業化の際のビジネスパートナーを探していますか?第三者による模倣を防ぎたいのしょうか?
第三者が既に同じアイデアを得ているかどうかを調査することは有益でしょう-調査によって先願権利者が発見された場合、貴社の貴重な時間と資源の無駄な消費を避けることができます。

もし貴社のアイデア、製品、技術、発明等について権利を得たい場合、例えば特許、商標登録またはデザイン保護を受けるため登録手続きを取らなければなりません。その際、どのような権利を選択すべきかという知財戦略が重要です。多くの場合いくつかの方法の組み合わせは市場でのよりよい位置の確保に繋がります。

知財戦略の作成と遵守は、他のビジネスエリアの戦略策定と同様に重要でしょう。

 

貴社のアイデアを保護するための6つの方法

秘匿する

誰にも話さなければ誰もコピーできませんが、危険な側面も有しています。第三者が後に同じアイデアを得た場合に、たとえ貴社が最初にアイデアを得ていたとしてもその第三者による使用の阻止は困難であると考えられます。

公開する

アイデアを公開することで、貴社が最初に発案したことを記録できます。一方で保護のための手続きを経ずにアイデアを公開すると、第三者がアイデアをコピーしても違法にはなりません。独自のアイデアを公開することの利点は、第三者が特許等を取得できないことです。

特許

特許は発明と技術に関連しています。特許によって一定期間、貴社のアイデアは保護されますので、アイデアを改良する期間や利益を得る時間が与えられます。

商標登録

商標登録は貴社の名称等が貴社のものであることを示す公式なしるしであり、使用される商品等について登録することで貴社唯一のものとなります。商標登録 – なぜ商標登録が重要なのでしょうか? をご覧ください。

意匠保護

製品にユニークなデザインがある場合は、そのかたちや特性について意匠としての保護を受けることができます。意匠登録は貴社のデザインがユニークであり一定期間、独占排他権を有していることを示すものです。

著作権

著作権は絵画、音楽、文学などの独自の芸術作品に関するものにのみ発生します。創造を始めた瞬間から保護され、何ら手続きを経る必要はありませんが、著作権と商標保護を組み合わせは有益です。たとえばTARZAN®は商標として登録されていますが、著作権の所有者は著作権の有効期間経過後も関連派生製品の管理が可能です。

 

いずれのタイプの保護が適しているかは貴社の事業内容や市場へ販売する製品によります。真摯で野心的な企業経営をなさる場合、権利保護の是非を慎重に分析し評価することが必要です。

上記についてご質問がある場合または知的財産権の保護方法についてご質問がある場合は、電話番号:33 63 93 00 またはメールpv@pv.dkまでご連絡ください。お客様の状況に合ったソリューションを作成するお手伝いをいたします。