意匠権は、製品の外観および形状を保護し、25年間その意匠を備えた製品について意匠権所有者に市場の独占を許諾するものです。意匠権を単独で取得するのみならず、特許権および(または)商標権と共に取得することで、製品を多面的に保護することができ、また意匠を商業化するための十分な時間を得ることができます。
プローマンヴィントフトは、意匠にかかる全て過程においてクライアントをサポートいたします。弊所のサービスには、出願前の手続きや意匠戦略のアドバイスから、意匠登録および意匠登録後の法的アドバイスを含みます。クライアントとの対話を通じてなされるこれらサポートは、保護範囲の広い強力な意匠権を取得可能とし、貴社製品の意匠保護をより強固なものとします。
弊所の意匠チームは、経験を積んだ弁護士および欧州意匠弁理士で構成されています。また意匠チームメンバーは、意匠のみならず、特許及び商標のエキスパートでもあるため、貴社製品の多面的な保護をお約束いたします。
意匠 – 特許、商標と重複する保護領域
意匠登録によって、製品全体の形状、または製品の部分の形状を保護することができます。意匠の保護対象は、包装、食品、衣類、家具、製造装置、グラフィックデザイン、ウェブサイト、インテリア・デザイン、活字等多岐に渡ります。
技術的な機能や効果は、意匠として保護することはできません。しかし、効率的な意匠による保護は、特定の技術的な洞察力を要することが多いため、密接に特許による保護と関連しています。
それゆえ、ラップトップのデザインあるいは牛乳パックの形状などは、特許のエキスパートが観察すると特許の保護対象として検討可能な、または保護対象であると確信する技術要素を含んでいる場合があります。このような製品は、意匠としてだけなはなく、特許としても保護すべきものといえるでしょう。
他方、意匠は、商標とも密接な関係にあります。意匠の保護対象である、衣服、家具、あるいは装飾品といった類の物品の外観形状は、商標の保護対象である図形と重複する分野に属する場合があり、商標弁理士と意匠弁理士との専門分野が重複することになるでしょう。
意匠登録による優位性
製品の外観形状が、消費者が製品を選択する上で重要なファクターとなっている昨今、意匠は極めて価値のあるものであり、製品の競争力にとって欠くことのできない要素となっています。
製品の意匠を登録しておくことで、例えば製品の商業化に関するコラボレーション、ライセンス契約あるいは権利の移転といった、他社との契約に際して、貴社は有利な立場に立つことが可能となります。
意匠に関する弊所のサービスについての詳細は、弊所の知財エキスパートにお問い合わせフォームにてお問い合わせください。できるだけ早めにご回答させていただきます。